5月5日 後楽園ホール J-NETWORK フェザー級タイトルマッチ
J-NETWORK フェザー級王者 一 仁(真樹ジムAICHI)
J-NETWORK スーパーバンタム級王者 伊仙町 典久(BLA-FREY)
両選手のインタビュー
●一仁
――今回、J-NETWORKフェザー級王座初防衛戦が決まりましたが、調整はいかがですか?
「仕上がりはいつも通り完璧です。初めて獲ったベルトなのでしっかり守りたいですし、試合を楽しみたいと思います」
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――J-NETWORKスーパーバンタム級王者の伊仙町選手がアピールしたことでタイトルマッチが実現しましたが、どういう心境ですか。
「試合を見たことがある選手でしたが、一階級下ということもありやることはないだろうと意識したことがない選手でした」
――指名されてイラつきは?
「二階級同時制覇ではなく、スーパーバンタム級王座を返上して僕に挑戦してきて欲しかったですね。向こうは負けて失うものはありませんが、僕は負けるとベルトを失ってしまいます。ベルトは絶対に守らないといけないもの。試合では、そういう部分の違いが出てくることになるでしょう」
――試合が決まって伊仙町選手の映像は見られました?
「身長が高くて、パンチを打つようにしっかりヒジ打ちが出来るいい選手だなと思いました」
――一仁選手もヒジが得意ですが、対抗します?
「それは試合を楽しみにしていて下さい」
――試合に向けて練習ではどういうところを強化してますか?
「全体的に強化してます。僕は年齢も年齢なのですが、技術的に上がっていて一番いいところなんです。ここでしっかり勝って、あと何戦出来るかはわかりませんが、強いやつとどんどんやっていきたいですね」
――今回タイトル防衛したら、逆に階級を下げて伊仙町選手のタイトルを狙いに行くことはないですか?
「階級を下げるのはきついですね(笑)。今57kgが目一杯なんです。今回、リスペクトの気持ちを持ってしっかり倒しにいきます」
――今年初戦をクリアーして、どういう1年にしたいですか?
「今が一番体力的にも技術的にもちょうど噛み合っていて、一番強い時だと思います。今年1年を勝負の年にして僕の名前を広めていきたいです」
――名前を広めるためにやりたい相手はいますか?
「特にいないのですが、今回防衛に成功すれば、KNOCK OUT、WBCムエタイのチャンピオンやスーパーフェザー級やフェザー級で上位ランカーとやりたいですね」
●伊仙町
――今回、J-NETWORKフェザー級タイトル挑戦が決まりました。伊仙町選手が昨年8月、J-NETWORKスーパーバンタム級王座初防衛戦に成功後のリングで「年も歳ですし、機会があればフェザー級をやらせてもらえないですか?」とアピールしたことで実現しました。
「僕はずっと師匠(=元WMAF世界ウェルター級王者&J-NETWORKウェルター級王者・北山高与志)を超えたいという想いがあります。師匠と同じJ-NETWORKのベルトは獲れましたが、世界タイトルも獲っている方なので、これで同時二階級制覇すればちょっとは近づけるのかなと思ってアピールさせていただきました。最近の選手は小さい頃から格闘技を始めていますが、僕は25歳でキックボクシングを始めて、北山代表のおかげでプロになることが出来ました。恩返しの意味を含めて二階級制覇もしたいのでここは絶対に落とせないですね」
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――チャンピオンの一仁選手にはどのような印象がありますか?
「真樹ジムAICHIという名門ジムでタイ人トレーナーに教えてもらっているだけに、ムエタイの技術があります。僕らのジムはまだ知名度的にアピール出来ていないので、そういう選手に勝つことでもっと試合がオファーが来るようなジムにしていきたいですね」
――試合に向けた練習では、どういうところを強化してますか?
「いつも通りの練習ですが、僕は蹴り技が得意なのでもっと高めています」
――どういう試合になりそうです?
「あっちがガンガンくるタイプなので、僕は冷静になってそれに付き合わないように綺麗なスタイルで戦い、ヒジで斬りたいですね」
――今回、二階級制覇したら次の目標はありますか?
「一番の目標は師匠が持っていた世界チャンピオンのベルトを目指したいです。あと、KNOCK OUTに一度出てヘマ(2018年5月3日の大阪大会で栗秋祥悟に1RKO負け)をしてしまったので、借りを返しにいきたいですね」
――会場に来るファンにメッセージをお願いします。
「僕はもう8年やっているのですが、応援してくださっている皆さん、今出稽古先の及川道場の皆さんのために、勝つ姿を見せて喜んでいただきたいと思います。ぜひ僕が二階級制覇する姿を見に来てください」