4月21日(日)東京・新宿FACEにて開催される『J-FIGHT&J-GIRLS 2019~1st~』のJ-GIRLSピン級王座決定戦で対戦する祥子(JSKキックボクシングジム)とMIREY(HIDE GYM)の試合直前インタビューが届いた。以下の通り。
●祥子(JSKキックボクシングジム)
――戦績を教えて下さい。
「今年の初戦となった2月24日のNJKFで須藤可純選手に判定勝ちして現在8戦4勝4敗です。私は戦績の重ね方が独特で、プロデビュー戦をしてから長女が出来て2戦目まで5年間空きました。それから次女が生まれてからまた落ち着いたのでプロ活動を再開し、今は復帰してから2年目になります。1年目では6戦ぐらいやりましたね。その中にはYoutubeで見たことがある有名な平岡琴選手との試合もあり、負けましたが、いい経験にもなりました」
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――JSKキックボクシングジムの代表もやられているんですよね? 子供が2人いて選手としても活動して大変では?
「物凄く大変です(苦笑)。元々治政館ジムでジュニアキックの指導をしていたのですが、最後まで面倒を見たいと思い、独立してジムを立ち上げました」
――プロキャリア9戦目でタイトルマッチのお話が来て心境はいかがですか。
「歴史あるJ-GIRLSのタイトルマッチに挑戦出来るのは光栄なことですし、タイトルマッチ自体、初めてなので嬉しいですし、信じられない気持ちです」
――対戦するMIREY選手の印象を教えて下さい。
「名前を見たことがあるというぐらいで、今回のお話が来てから写真を見て戦績、昨年11月にムエタイオープンに出られたという情報しか知りません」
――練習ではどういうことを強化してますか?
「昔からムエタイスタイルの練習はしていますが、ロッタン、クラップダム、ヨードレックペットを子供の時から指導していたというタイ人トレーナーが昨年10月からジム来て『チャンピオンにさせる自信があるから』と言われて指導を受けています。それプラス、今まで以上に打たれ強くなる、パワーを上げる、筋力を挙げるというフィジカルを強化しています」
――どういうチャンピオンになりたいですか?
「ジュニアの子供たちに胸を張ってチャンピオンだといえるようになりたいですね」
MIREY(HIDE GYM)
――これまでの戦績を教えて下さい。
「プロデビューは昨年1月のJ-NETWORKのリングでしました。タイでの試合を含めると4戦3勝1敗です」
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――プロキャリア5戦目でタイトルマッチのお話が来て心境はいかがですか。
「素直に嬉しかったです」
――対戦する祥子選手の印象を教えて下さい。
「あまり情報がありません、いつものことですが私は相手のことは特に気にしていません」
――リングネームのMIREYにはどういう意味があるのでしょう?
「ミレイは本名になります。お父さんが日本人でお母さんがペルー人になり、私がペルーで生まれました。5歳の時に日本に来てそこからずっと日本にいます」
――キックボクシングを始めた理由を教えて下さい。
「最初はダイエット目的で始めました。当時は体重が重くて体調的にも問題がありました。格闘技は元々観るのが好きだったので、普通にトレーニングして痩せるよりも格闘技をやりながら痩せようと思い、3年半前ぐらいから始めました」
――ちなみにキックを始めて何キロ減量できたのでしょう?
「30kg減りました(笑)」
――30kgも!?
「プロデビューするまでにそこまで減らしましたね。私の変化に周りはめちゃくちゃ驚いてましたね。アマチュアの試合に出たことでスイッチが入り、プロの試合を見て楽しそうだったので私もプロになろうかなと思い去年10月にプロライセンスを取りました」
――今までにスポーツ経験はありますか?
「特になかったです」
――どういうチャンピオンになりたいですか?
「今回のタイトルを取ったらどんどん上を目指して次の段階に行きたいですね。ペルーでは大会がなく盛り上がってないので、私がチャンピオンになることでムエタイ、キックボクシングをもっと広めていきたいです」
――ペルーにはキックのジムもないのでしょうか?
「あります。数年前に1カ月間ペルーに帰った時、練習しないのが嫌だったので自分の住んでいるリマという地区でジムを探したらキックのジムがありました。指導方法が違ったのでもっとしっかりした指導が出来るように変えていきたいなと思いました」
――後々はペルーで自分のジムを持ちたい感じでしょうか?
「とりあえずJ-GIRLSのベルトを獲って色んな団体の興行に出てたくさんベルトを獲ることが目標です」